織りの工房。経糸を張った木の織機と、ビームに置かれた布の反物

お手入れと修理

お手入れと修理

一点があなたに求めること、そして当店がその一点にすること。

木箱に置かれた木製の洋服ブラシ

洗う

冷たい水で、ウール用の洗剤か少量の刺激の少ないシャンプーで、手洗いします。水は洗面台の縁に押し当てて切ります。絞ることは決してしないでください。ニットが形を保つのはループがまっすぐ並んでいるからで、ねじると並びが崩れます。水が澄むまですすぎます。思っているより頻繁に洗ってください。カシミヤは水を好む繊維で、肌に直接着るセーターにはそのほうが良いという意味です。ドライクリーニングは必要なく、溶剤は年月とともに風合いを鈍らせます。

午後の光の中、板の上に畳んだニットの一点

乾かす、しまう

タオルの上に平らに置き、日光とラジエーターから離し、まだ湿っているうちに本来の寸法へ整えます。ニットを吊るして乾かすことは決してしないでください。濡れた布の重さが肩を引き下げ、元に戻りません。しまうときは袖を内側に畳み、ハンガーではなく引き出しに入れます。引き出しには杉かラベンダーを。防虫剤は繊維に入り込んで残るので使いません。

細いゲージの編み地の接写。目が数えられるほど小さい

毛玉

新しいカシミヤのセーターは、擦れる場所に毛玉ができます。脇の下、袖口、シートベルトが当たるところ。欠陥ではなく、繊維が短い印でもありません。短い毛先が外へ出てくるもので、それが出きれば止まります。たいていは最初の数回着たあとです。専用の櫛で、作品を平らに置き、一方向に動かして取ります。指でむしらないでください。毛玉と一緒にループまで抜けてしまいます。

引き出しの中の糸巻きと、その上を通る手。白黒

修理

当店は自らの作品を修理します。当店がある限り、ずっとです。穴、引っ掛け、開いた縫い目、壊れたファスナー。何があったかを書き、写真を添えてお送りください。何かを取り決める前に、何ができるかをお伝えします。成形編みで手作業によるリンキングで仕上げた一点は、縫い目で開いて繋ぎ直すことができます。そのように作った理由の大半はそこにあります。写真と一緒に襟の内側の番号をお知らせいただければ、当店はその一点を編んだ糸とロットを調べられます。